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基本は日々の徒然書きです。かなりアニメや小説の感想入ったりします。毎日更新記録復活です(は?) セイヤーズ信仰者で貴族探偵検索(まだまだ中断中)があります。訳者様や関係者の方とは一切関係ありません。 それでも良いと言う心の広い方はどうぞゆっくりしていって下さい♪
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に、やーっとこ手が伸びました。ずっと手元にはあったのですが手前に積んであった「狼と香辛料」が切り崩されなかったため姿が現われなかったのです。積み本はほどほどにしなければなりませんね。まさしく罪本です(絶対零度)

いやー今夜も冷えますねぇ。どうやら”大寒”のようで。そう考えると尋常ではない寒さではないので、やはり異常気象は深刻な社会問題と思えますね。凄く寒いのはある意味勘を研ぎ澄ますのに有利に働くのでなくなるのは惜しいです。情緒的で良いのに、ねえ?(誰に聞いてる)パソコンの電気くらいご勘弁頂ければ冬に暖房器具切ってやってもいいですが、私一人がそんなちっぽけな活動をしても温暖化止まりませんからね~言い訳ですが。一人でも始めようと思えばなんだって出来ますからねー、古来の偉人達はそうやってプロジェクトXとかにも話題で取り上げてもらえているんですよ(違うと思う)

で、日記カテゴリじゃないんですってば今日は(忘れるな)

 


野村 美月, 竹岡 美穂 / エンターブレイン
Amazonランキング:977位
Amazonおすすめ度:
妖怪と太宰治
人を選ぶ、“文学少女”という変人の話?
楽しめました

と言う本が今日のお供でした。読む前はイラストレーターの竹岡美穂先生を存じ上げていたので「ちょっと少女チック(死語)なお話なのかな?」と思っていたんですが・・・
甘かった。
全然少女向けっぽくないよ。いや、それも違うか。とにかくほんわかな絵柄に騙されてしまいました。凄い読み応えのある本ですね、これ。もっと、良くなれる本でもあるけれど。一巻が終わっても全然主人公の謎は明かされていませんからね!まだまだこれからの展開に目が離せませんよ!!
ええと、大まかにかいつまむとストーリーはシリアスで、キャラクターも静かめです。少なくとも文学少女たる遠子先輩と、ゲストキャラを除いては(あれ、大半が煩い人?)主人公である井上心葉(実は過去少女のペンネームで国民的な文学賞を貰ったことがある)が文学少女(主食が本でむしゃむしゃとページを破るんですこの人)である天野遠子先輩に偶然であった。そこに一人の少女が好きな人に恋文を送りたいので下がきを依頼してくる(遠子先輩が勝手に公募した)まあ、始まりはそうなんですが後半全くこの部分は度外視して良いことになります。この話は二転三転する展開でキャラクターが何をどう考えどう動くかを予想しながら読み進めなければなりません。と言うのは毎回このシリーズでは過去の文豪達が残した名作に沿うように物語が進められるからです。作家にとってはこれほどキツイ条件はないと思います。だって結末がわかると言われればそれまでなんですもの。でもそこが腕の見せ所、上手く翻弄させられてしまいました。事件は全て終わった…と思ったら実はここが一番肝心なところだったと言う。まさに推理小説。

そう、推理小説だってわかっていたら、私だって手抜きで読まなかったのに。推薦者を呪いたい感じですね。(君に言っているのだよ弟君)

さて、もう少し物語を読み進めましょう。今回のお題はずばり太宰治の「人間失格」。彼がコレを執筆した後自殺したのはあまりにも有名ですが”文学少女”では彼の死をなぞるように過去自殺があったことが判明。心葉たちは巻き込まれた形で気になるから調査を開始する・・・。

見殺しにしたことへの罪悪。
自分が無価値の癖に人の命を奪ったことへの憎悪。

それらが現代と過去と作品とがリンクして複雑に絡み合う人間模様。

面白かったです。いつのまにか私も堕罪とリンクしてました。おっと、太宰とリンクで(誤変換凄いことしでかしたなあ)人間失格が凄い良い味だしているんですよ。遠子先輩じゃないけど食べたいくらい。

残念ながらキャラ萌とは真逆ですが崇高な読み物だと思いますよ。二時間くらい潰す価値はあるかと。

そして一度読み終わったらもう一度読んでみると全然違ったことが見えてくると思います。一粒で二度美味しいですよ!
自殺とか殺人とか無感動とか、あまり浮き上がる感情はないですが、読後はさらっとしていますのでご安心を。そこは流石ライト文学っすかねー。
そんな感じで。あまり多くを語るのはこの作品にはふさわしくありません。読んで空気を感じる。そんな感じ。
是非、読んでみてください。もう一度文学を見直すためにもぜひ!!
てな訳でちょっと、真面目な羽闇でした。
読みながら心に痛すぎて涙目でしたが、今は大丈夫です。いやーだって予備知識ないまま読み始めちゃったから過去の傷えぐられて痛いのなんのって。死にたがりの道化って私のことっさー★みたいな。無感情で過去にしばられてて思い出のものは戒めで取っておく癖もあり、つねに自分の異常さに身につまされているなんて符合しすぎていて恐怖すら覚えますよ。でもこの作品読んだからと言って、気持ちに変化があるわけじゃないですけど。自分で決着つけなきゃどうにもならないことだとわかってますからね。しかし捨てるのはー・・・まだ、決断にはいたりません、やはり(笑)
そうですねー文学少女読む前にちょっと髪の毛を切りました。また同じ髪型ですけど。
あと、文学少女のイラスト描いて色塗りの仕上げ段階でフリーズしたのでダブルパンチ受けた衝撃です。太宰治の呪いか。
そんないきさつがあるのでしばらくはまたお絵かき停止すると思います。(断念早)
ではではぐだぐだトークが展開されそうなので早めに堕ちておきます。おやすみですの(ここアビス部屋ではないから)
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虫食いりんご。嫌だ食べたくない。ではなくちょっとさぼっていたらこんなことに。いかん!!ちょびっと復活中。
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鯉幟泳ぐ空には黄砂あり。黄金の川の流れは絶えずして、しかしその主はおらず栄枯盛衰を嘆くべくもなきや。人類滅亡の日も近し。
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HN:
羽闇黎(ハヤミレイ)
性別:
女性
職業:
人間です。
趣味:
探究。
自己紹介:


BloodType/AB(二重人格キター)
発生日/紀元前400年前とかどうですか
好きな動物/黒猫。
普段の生態/隙あらばお絵かきと音楽鑑賞(特にゲーム曲)後はデータ収集と…(ブツブツ)
実は神道無念流(例えば芹沢鴨や永倉新八や桂小五郎)の血を継いでいる。





ピーター卿至上主義!!

セイヤーズを世に広めませんか…?

彼女は才能の割に知名度が低すぎます!!

ミステリーとして読んでも
萌え小説として読んでも
生き方バイブルとして読んでも
損はありません!!

まだ読んでいない方は是非騙されたと思って一読を!!






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